November 27, 2006

待望のスペースサーカス!


長い間待ち望んでいたCDをようやく手に入れた。伝説のバンド「スペースサーカス」。
正規版としては一度もリリースされず、ようやく今年6月にリリースされるも、すぐに廃盤。
バンドもCDも伝説となってしまった。


SPACE CIRCUS / FANTASTIC ARRIVAL

このバンドを知ったのは大学1年の時。当時超絶技巧バンドとして知られていた「Sailin' Shoe」から声がかかり加入。ここのギタリスト・ベーシストともにビックリのテクニック。
自分は高校時代からバンド活動をしていたが、世の中に上手い人はあちこちにいるものだ、と思い知らされた。さすがは全国から人が集まる東京だと感心した。

その上手い人達が、「これは凄い!」と言ったのがこの「スペースサーカス」。
このバンド、キーボードの脱退を繰り返し4年ほどで解散。スクエア・カシオペアといった、今や日本の代表的フュージョンバンドの台頭と時を同じくして活動していたが、このスペースサーカスはプログレ寄りのハード路線。
たらればを言っても仕方ないが、活動が続いていればどうなっていただろうか?とても残念なバンドである。

そして聴いてみる。LPで聴いていたあの頃がよみがえる。
ディメオラ加入後のチック・コリアReturn To Foreverを彷彿させるサウンド。今聴いても、やっぱり凄い!
あと待ち望むのはクロスウインド3rdアルバム「そして夢の国へ」の再発。なんとかお願いしたい。
ちなみに、1st・2ndアルバムは12月に再発。今回は出遅れないように、すでにオーダー済です。


November 26, 2006

スコア準備完了


12月2日のコンサートまで1週間を切り、スコアの準備も完了。
今回は、制作音源をバックに演奏するものとアコースティックで演奏するものがある。
自分で書いたスコアながら、よく読んでおかないと。悪い癖で、自分で書いておきながら弾けないという事態が往々にしてあったりする。
Cメロ譜なら問題なしだが、書き譜の場合はよろしくない。
今までも、他のプレイヤーの方がよく練習して下さって助けられている。


クリスマス・メドレーのスコア1ページ目

ところで、手書きでなぐり書きのスコアを浄書するのは結構手間がかかる。
長時間に及ぶ作業で、目の奥が痛くなり首・肩が張る。肩・背中は鉄板のようで押しても指が入らないと言う。そんな時は肘でグイグイ!
打ち込み作業をやってしまうと、しばらく偏頭痛が続く。もともと頭痛持ちなのでさらに大変。

さて今回のコンサート、オリジナル曲は今回用に特別アレンジを施してあります。
歌とピアノだけのもの・ピアノとヴァイオリン・制作音源をバックに全員で演奏するものなどなど。
コンサートの案内は こちら をご覧ください。


November 24, 2006

晩秋の街路樹


街路樹も色付くこの頃


街道筋の街路樹も赤・黄・緑に彩られ、直線上のコントラストが美しい。
街中が色付けば、間もなく冬の本格到来。いい時期は短く、すぐに寒くなってしまう。寒くなる前に、自然のパワーを取り込んでおかないと。
そう言えば、先日やや体調が悪い中、山の空気と木々の薫りを満喫したら、回復したと云う。
自然の恵みと食の恵みで体調をしっかり管理しないと。


ということで、物のついでに「みそまん」を購入。
これは、数年前に演奏の仕事で細江のお寺へ行った時に出してもらって、いたく感激したもの。
モチモチの皮に甘過ぎないあん。ゆっくりと堪能した後は、ちらし寿司。
これで土・日の仕事も乗り越えられるか?


November 21, 2006

山のグラデーション


今年は遅れていた紅葉も、ここへきてようやく色付き始めた。
昨日の紅葉情報では、鳳来地区50%だったと言う。
数字的には半分なるも見た目には緑あり黄色あり赤ありで、赤く燃える山よりも、この頃の方が彩りもよく色バランスもよい気がする。

野生のサルも

走行中、野生のサルを発見。残念ながら、シャッターチャンスにカメラの準備が間に合わず。
車窓に見える木々の赤に負けないくらいな赤い顔を、こちらに向けていた。
カメラの準備が整った頃には、山奥へ入って行ってしまった。

赤く色付く木々

山に沈む太陽

日没は16:43頃(昨日はこの時間だったとのこと)。実に雄大で美しい夕焼けだった。
思わず山から音を感じ取ってしまいそう。
そう言えば、何年も前に某番組用に「山の呼び声」という曲を創った記憶がある。まだネット環境も整ってなく、DATで納品していた頃の話。
確か、こんな感じの映像だったような気がする。

空が徐々に暗くなり、集落の明かりがポツリポツリ。
暗くなりきる手前の情景が一番美しい。ちょっとしたセンチメンタリズムを感じる瞬間でもある。
まさに”黄昏”。大野克夫さんの「黄昏の讃歌」を思い出してしまう。

思い起こせば、夜汽車から見える家々の明かりを見ながらシュールを感じていた、そんな少年でもありました。


November 17, 2006

クリスマスネタのつづき


クリスマスと関連ある音楽は、数えきれないくらいたくさんある。
古くは「ジングルベル」「サンタが町にやってくる」「きよしこの夜」から近年ものでは「ハッピークリスマス」「クリスマスイブ」などなどまで。
クリスマス・スタンダードと云われるもの、どれも聴くと心温まる。
鈴の音がシャンシャンと鳴り、チューブラベルがキンコンと響き、深めのリバーブを利かせたストリングスで全体が優しく包み込まれる。
これだけでハート・ウォーミングだ。

そんな中で、サントラにも隠れた名盤があります。↓


34丁目の奇跡

ブルース・ブロートン(Bruce Broughton)という映画音楽作曲家の作品。
映画自体も心温まる物語であるが、それを演出する音楽はハート・ウォーミングそのもの。
この人、鳴らすシンフォニック・スコアも上手いが、ハート・ウォーミング物もこれまた上手い。
「赤ちゃんのおでかけ」「ミリィ/少年は空を飛んだ」「ハリーとヘンダスン一家」などなど、この手にも秀作が多い。

この感じで、12月2日用クリスマス・メドレーをつくってみました。
上記の定石通り、鈴・チューブラベル・ストリングスが大活躍です。
より多くの方にお聴きいただきたいと思っております。