March 29, 2007

小編成アレンジ


新しい曲のアレンジを決め込みました。
とりあえずは、演奏会用アレンジ。今のところ、形にする予定はございません。



イメージをつかむため、フルート・ヴァイオリン・ピアノ用に書いてみました。
編成が小さくなるほど、各楽器1音1音の重みが増します。
選び抜かれた最小限の音で、どれだけ響かせることができるか、です。

かつて恩師に、「若い頃は”ハルサイ(ストラヴィンスキー:春の祭典)やらダフニス(ラヴェル:ダフニスとクロエ)やらに夢中になるけど、必ず小編成の室内楽やピアノに戻る」と云われたことを思い出しました。
その通りでした。
少しづつですけど、研ぎ澄まされた1音の魅力がわかるようになりました。

と言いながらも、まだまだ重低音パーカッション&ブラス炸裂で鳴らしたい気持ちも…。


March 25, 2007

祝! 100000km


走行距離100000km突破、ついにその日がやってきた。
購入から3年6ヶ月での100000km突破は、なかなかのハイペース。



100000kmの記念撮影を、と思っていたのに、仕事の打ち合わせを終えて走り出したら、そんなことはすっかり忘れてしまった。
気付いた時には、メーターはすでに100000ちょうどを指している。
それからあわてふためいて準備をするも、走りながらでは間に合わず。
結局、撮影できたのは100001km。

人生、なかなかうまく行かないものだ。


March 23, 2007

半音の差は大きい


曲のスケッチ完成からほぼほぼ1ヶ月、ようやく歌もののキーが決まった。
(歌詞も試行錯誤しての着地)
キーに関しては、わずか半音の違いでも聴感上は大きく違ってくるため、有効音域内でのギリギリの攻防を繰り返すこと○日。

そしてその結果…



MISIAも真っ青なキーに。
転調後は、なんとCb Major(変ハ長調)。
ハープならオープンチューニングでよく響くキーなんだけど…。
また、半音上がればKey:Cで、弾くのは楽になるかわり平べったく聴こえてしまう。

コードを考えながら弾いてみると、都合のいいところだけKey:Bで考えてしまう。
(写真にあるコードも、頭で理解しやすいように置き換えてます。違反は承知しておりますので)
たとえば、Gbm7を頭の中ではF#m7で解釈していたりして。またFbなんぞはどうにもEだし…。
これぞ平均律のご都合主義。

この曲、しばらくは演奏会のみでのご披露となります。


March 22, 2007

人間ドック


ついついおろそかにしがちな健康管理。
この歳になると、あちこちガタがきてます。

そんなわけで、今日は”人間ドック”を受診してきました。
今までにも受診したことはあったので、さして変わったこともありませんが、今日一番の驚きは

↓これ!


こんな豪華な昼食をいただきました。
お店の食事と同じように、ご飯+赤だしに煮物・焼き物・揚げ物・刺身・香の物・フルーツまで。(まあ食事込みの料金設定なのかもしれませんが)
病院でこんなのは初めてだったのでビックリ。
お茶のおかわりまでしてゆっくり話もでき、ついつい長居をしてしまいました。
これに茶碗蒸しが付けば完璧だったんだけどなぁ。

ただ筍とフキの煮物が…。
どうにもフキは苦手でして、我慢して食べましたが、まだバリウムの方が楽だったような気がします。

検査結果は2週間後とのこと、たぶん異常値ありでしょう。
まあ首を洗って待ってます。


March 20, 2007

ステルヴィオ・チプリアーニ


ようやく聴きました。AVANZからのニューリリース「UN POVERO RICCO」(プアー・アンド・リッチ)
イタリアの、愛と希望の庶民派マエストロ”ステルヴィオ・チプリアーニ”(Stelvio Cipriani)作曲・指揮のサントラです。



映画音楽界におけるイタリア人作曲家には、アカデミー名誉賞受賞の巨匠エンニオ・モリコーネをはじめ、ピノ・ドナジオ、ピエロ・ピッチオーニ、ピエロ・ウミリアーニ、アルマンド・トロヴァヨーリなどなど有名どころが多数います。
その中でもこの方、サッカリン・ライターと揶揄されようが、好きなんです。軽快で甘いポップさがなんとも云えません。(初期のウエスタンスコアもいいですけど)

近年のモンド・ラウンジブームでは、モリコーネさんがダントツにクローズアップされているようですが、このチプリアーニさんもなかなかなものです。

日本でも知られている作品としては、「ベニスの愛」「テンタクルズ」「殺人魚フライングキラー」などがありますが、何と言っても「ラスト・コンサート」ですね。
実は、「プアー・アンド・リッチ」を聴いていると、所々に「ラスト・コンサート」に激似のフレーズが顔を出しています。



「ラスト・コンサート」と云えば、ラフマニノフのPコン2番。
映画の最後で主人公が弾く「ステラに捧げるコンチェルト」が、これまたよーく似ております。

いずれにしてもステルヴィオ・チプリアーニ、一度聴くと結構クセになります。
機会がありましたら、ぜひどうぞ。