曲書き屋の音楽日記　-Today's S.P.O.-

待望のスペースサーカス！

長い間待ち望んでいたCDをようやく手に入れた。伝説のバンド「スペースサーカス」。
正規版としては一度もリリースされず、ようやく今年6月にリリースされるも、すぐに廃盤。
バンドもCDも伝説となってしまった。

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SPACE CIRCUS / FANTASTIC ARRIVAL
このバンドを知ったのは大学1年の時。当時超絶技巧バンドとして知られていた「Sailin' Shoe」から声がかかり加入。ここのギタリスト・ベーシストともにビックリのテクニック。
自分は高校時代からバンド活動をしていたが、世の中に上手い人はあちこちにいるものだ、と思い知らされた。さすがは全国から人が集まる東京だと感心した。

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その上手い人達が、「これは凄い！」と言ったのがこの「スペースサーカス」。
このバンド、キーボードの脱退を繰り返し4年ほどで解散。スクエア・カシオペアといった、今や日本の代表的フュージョンバンドの台頭と時を同じくして活動していたが、このスペースサーカスはプログレ寄りのハード路線。
たらればを言っても仕方ないが、活動が続いていればどうなっていただろうか？とても残念なバンドである。

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そして聴いてみる。LPで聴いていたあの頃がよみがえる。
ディメオラ加入後のチック・コリアReturn To Foreverを彷彿させるサウンド。今聴いても、やっぱり凄い！
あと待ち望むのはクロスウインド3rdアルバム「そして夢の国へ」の再発。なんとかお願いしたい。
ちなみに、1st・2ndアルバムは12月に再発。今回は出遅れないように、すでにオーダー済です。

サディスティック・ミカ・バンド

17年ぶりの復活アルバムをようやく聴くことができた。
1曲目から、思わずニヤッとしてしまった。オヤジロックのパワー全開！
タイトなユキヒロさんの生ドラムに、相変わらずのあの音で高中節が炸裂。
名曲「タイムマシンにおねがい」を歌うのは、3代目ヴォーカルの木村カエラ。ハジケ具合は先代に軍配が上がるが、今のこのバンドになじんでいるし歌がうまい。

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サディスティックスといえば、ありきたりではあるが、やはり「黒船」。
久しぶりに聴き返してみたが、30年も前にレコーディングされたものとは思えない新鮮さがあった。
自分は、高校〜大学で高中さんのコピーバンドもやってたりして、黒船はとても思い入れある曲。
これでTAKANAKAという人を好きになったような気がする。

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このアルバムでのバンド名、英語表記では「Sadistic Mikaela Band」となっている。うまく考えたものだ。
聴き終わってスッキリするアルバムだった。