曲書き屋の音楽日記　-Today's S.P.O.-

11月

早いもので、11月も終わります。
今年の紅葉は早いのか遅いのかよくわかりませんね。

11月で思い起こされるのは、武満徹さん。
やはり「November Steps」（11月の階梯）。
Japanを西洋に溶け込ませるのではなく、対峙し、オーケストラという西洋発の音場を日本の音響風景として捉えた作品。
また11月ということでは「十一月の霧と菊の彼方から」というものもある。

そもそも武満さんの作品タイトルにはそそられるものが多い。
「妖精の距離」「揺れる鏡の夜明け」「虹へ向かって、パルマ」「そして、それが風であることを知った」…。
さらには、元天体少年にはたまらない「オリオンとプレアデス」なんてのもある。

↓November Steps(左)と、鳥は星形の庭に降りる(右)
　

久々にスコアを開いてみると…。
20年程前に購入したためかなり日焼けしてました。

中でも好きなのは「鳥は星形の庭に降りる」。
タケミツ・トーンと呼ばれる神秘的な響きの中にもロマンを感じるこの曲。

ここでさらに一冊。「夢と数」と題した出版物。
武満さんが「鳥は星形〜」をはじめ、自作品をアナライズし解説してくれている本。

　
↑1987年6月1日出版とある。これも20年前ですね。


秋の夜長の静寂、スコアを読み書物を読むにはもってこいです。

紅葉狩り

晴天に恵まれた今日、思い付きで紅葉ドライブへ。
新城から作手を抜けてさらに進む。

↓まずはちょっと腹ごしらえ


山の風とともに、どこからともなくいいにおいが…。
手作りフランクと牛串です。
煙とにおいに勝てず、ついつい買ってしまいましたが、メチャうまでした！

合併した豊田市の領域に入り、ちょっとしたスポットを散策。
そして食べたものは…
　

名物とろろ汁！というか、とろろそば定食です。
せっかくなのでイワナの塩焼きも付けてしまいましたが、これがまたうまい！
焼き魚なのに、中は蒸したようなふんわり感。

↓なんとイタチ発見！
　

それでもって紅葉は？ということですが、山肌に映える赤・黄・緑のグラデーションがとてもきれいでした。

日中は気温も上がり、おだやかな一日でした。

【告】コンサートのご案内

コンサートのお知らせです

半期に一度のコンサート「鈴木直己アコースティックコンサート」
来たる12月2日に開催いたします。

オリジナル曲・発掘音源コーナー、そしてX'masナンバーなど盛り沢山のプログラムです。
煌めく夜景を眺めながらの音楽とフレンチディナーをお楽しみください。
若干のお席の余裕がございます。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。

※お問合せ・お申し込みはこちらからどうぞ。

　お名前：
　メールアドレス：

　お問合せ内容等ご記入下さい。
　

　

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チラシ→ [more...]

16:55:00 | s-p-orch | comments(0) | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks

あつみロビーコンサート

冬到来！と思えるほど冷え込んだ今日、あつみに行って参りました。
午後2時開演で陽も射し込んでいたためか、思っていたほどには寒くはなく、演奏する側としても一安心でした。


　↑日曜日の午後、多くのお客様にお越し頂きました

オリジナル曲・季節の曲、そして皆様方からお寄せ頂いた5行メッセージの朗読という内容。
前半はしっとり、後半盛り上げて終わるという定石プログラムで構成しました。
やはり「涙と笑い」ですね。（寅さんと同じ？）

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　↑「その場で作曲コーナー！」では地元中学生と共演

今回の作曲コーナーは3本立て。
そのうちの一つは、ボランティアで参加してくれていた福江中学校の生徒さんとの即興演奏。
その生徒さんが選んだ音を自分で弾いてもらい、それを元にその場で曲にしてしまおうというこの企画。
失敗は許されないため気を遣いますが、なんとかうまくクリアできました。

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お客様の温かい気持ちが直接伝わってきたこの演奏会、そのパワーをいただいてとても楽しく演奏できました。
みなさんの反応がよいため、ついついしゃべり過ぎるという悪いクセもちょっと出てしまいましたが…。

←CDもたくさん売れました！

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ボランティアの生徒さん・運営スタッフの皆様・若手PAさん…
大変お世話になりました。
そしてお越しいただきましたお客様…

ありがとうございました！


コンサートの模様は　→こちら

ハリーとヘンダスン一家

昨日は一日がかりで極秘企画のオケスコアを書き上げ、今日その音源を制作完了。
そして、気分転換にシャランの和声課題を少々。
そののち、とある曲の合唱アレンジの構想を頭の中で練る。
これだけやれば、あとはお楽しみの時間です。

何かと言うと、それは届いたばかりのCDを聴くこと。
↓INTRADA SPECIAL COLLECTION VOL.52


出荷メールから中１日で届いた。今までで最速！
しかも送料4.50＄とある。円が113円前後の今、国内発送並みの値段。
うーん、なんとも得した気分ですね。

←ハリーとヘンダスン一家です

正規盤としては初CD化で、LP未収録曲も大量追加。（3,000枚限定）
作曲者はブルース・ブロートン（Bruce Broughton）というお方。
「ミリィ　少年は空を飛んだ」「34丁目の奇跡」など、ハートウォーミングなスコアがとても上手い作曲家。
（シルバラードやトゥームストーンなどカッコいいスコアもよいです！）
あまりメジャーな作品ではないかも知れませんが、地味ながらも傑作です。

いいCDをリリースしてくれました。