December 06, 2007

のだめコンサート


とあるところよりチケットを入手したため、行って参りました。
その名もなんと「のだめカンタービレの音楽会」です。
いまいち抵抗がありましたが、終わってみればなんともよい気分。

 

まずは現役音大生ピアニストが弾くラフコン。
う〜ん、重い!
エンディング、rit.しちゃいましたね。残念!そのまま駆け込んで欲しかった。
しかしながら、普通なかなか聴こえてこない中音域の細かい動きが結構聴こえ、なかなか粒立ちがしっかりしてました。

第2部はベト7全楽章。
全編通じて各パートの分離がよく、立体的に響いておりました。
ややもするとリズム(およびアクセント)がひっくり返ってしまう1楽章後半の符点連続の部分もほぼほぼ決まっていた。
美しい2楽章。快活なスケルツォ。しかしここでも最後のrit.が気になりました。
そして舞踏の権化と云われる4楽章。
クライマックスに向けてグイグイと突っ走る感じがこれまた爽快!
オケもよく鳴ってました。

この他、ソプラノソロ(魔笛〜夜の女王のアリア)あり合唱ありのバラエティに富んだプログラム。
途中ピアノソロは、リストの超絶から「鬼火」。
あっという間の2時間半。この組み立ては上手いですね。参考になりました。

のだめカンタービレについてはまったく無知で、マンガもテレビも見たことはありませんが、純粋に音楽だけでも楽しめました。

それと茂木さんの指揮っぷり。エネルギッシュでした!