May 28, 2006

鍵盤ハーモニカ

今日の現場で
鍵盤ハーモニカ
のプレイに遭遇!
とても久しぶりで新鮮な響きだった。
いわゆるピアニカというもの。小学生たちがブーブー吹く(弾く)鍵盤楽器です。ただ、これがなかなかあなどれない。


ピアノでのアドリブの際、どうにもならないことがある。アフタータッチの問題である。
ピアノは減衰系の楽器であり、一度鍵盤を弾いてしまうと、その音に変化を加えることができない。
管楽器は吹いたアタックの後で、音量・音色を変化させることができる。ビブラートもしかり。
鍵盤でもシンセであれば、ベロシティコントロールやフィルターの開け閉めで管楽器と同様の効果を得られるが、ピアノでは無理。
しかし、この鍵盤ハーモニカであれば鍵盤を管楽器のように扱うことができる。同音のままのクレシェンドもスウェルもビブラートも!
メカニカルに攻めるしか手がないピアノソロも、これであれば表現の幅が広がる。
サックスのブロウにも対抗できるかも。


そういえば、この鍵盤ハーモニカをとても効果的に使った曲を聴いたことがある。
ミュゼットに近い響きで、シャンソンに自然に溶け込んでいた。

今日の現場でのプレイを聴いて、久々にやってみようと思ったが、ものがない!
どこにいってしまったのか?


Posted by s-p-orch at 00:43:48 | from category: Music | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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