November 21, 2006

山のグラデーション


今年は遅れていた紅葉も、ここへきてようやく色付き始めた。
昨日の紅葉情報では、鳳来地区50%だったと言う。
数字的には半分なるも見た目には緑あり黄色あり赤ありで、赤く燃える山よりも、この頃の方が彩りもよく色バランスもよい気がする。

野生のサルも

走行中、野生のサルを発見。残念ながら、シャッターチャンスにカメラの準備が間に合わず。
車窓に見える木々の赤に負けないくらいな赤い顔を、こちらに向けていた。
カメラの準備が整った頃には、山奥へ入って行ってしまった。

赤く色付く木々

山に沈む太陽

日没は16:43頃(昨日はこの時間だったとのこと)。実に雄大で美しい夕焼けだった。
思わず山から音を感じ取ってしまいそう。
そう言えば、何年も前に某番組用に「山の呼び声」という曲を創った記憶がある。まだネット環境も整ってなく、DATで納品していた頃の話。
確か、こんな感じの映像だったような気がする。

空が徐々に暗くなり、集落の明かりがポツリポツリ。
暗くなりきる手前の情景が一番美しい。ちょっとしたセンチメンタリズムを感じる瞬間でもある。
まさに”黄昏”。大野克夫さんの「黄昏の讃歌」を思い出してしまう。

思い起こせば、夜汽車から見える家々の明かりを見ながらシュールを感じていた、そんな少年でもありました。


Posted by s-p-orch at 23:41:00 | from category: Life | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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